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イギリス大学院留学記

エセックス大学LLMで国際人権法を学ぶ弁護士のブログ

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まもなく帰国

昨年8月7日から始まったイギリス留学も
間もなく幕を閉じようとしています。

今日の午前中、コルチェスターのアパートの明渡しを終え、
先ほど、ロンドンのホテルまでたどり着きました。
明日の飛行機で帰国します。

1年間という短い間でしたが、留学生活を通して、
多くのことを学ぶことができました。

国際人権法に関する知識はもちろんですが、私としては、
イギリス(ヨーロッパ)に暮らす人々の生活スタイルや
モノの考え方をそれなりに知ることができたということが
一番の成果でした。

これまでも、仕事上、ヨーロッパ出身の人たちと接する機会は
少なからずありましたが、実は、遠い国に住む彼ら・彼女らのことが
今ひとつ分からず、自分の心の中に無意識の「壁」があるような
気がずっとしていました(これまで、アジアの国々にばかり
行っていたからかもしれませんが)。

もちろん、今でも、日本のスタンダードから見ると、
彼ら・彼女らの行動に理解できないことはたくさんありますが、
少なくとも、1年間、同じ目線で生活できたことで、
私の中にあったある種の抵抗感は確実になくなった気がします。


さて、肝心の学問についてですが、今後は、イギリスで
学んだことを実践しなければなりません。
当分、お金にはなりそうにありませんが(笑)、
国際人権法を一つの専門領域として、
これからどのような仕事ができるか、とても楽しみです。

というわけで、このブログ自体は今回で終了となりますが、
今後、もしかしたら、国際人権法実践編のブログとして
復活することになるかもしれません。
その折は、またお立ち寄りいただけると嬉しいです。

1年間、本当にありがとうございました。


イギリス最後の日は、ロンドンアイ&ウェストミンスター宮殿で締めくくり。



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| 日常 | 22:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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エセックスの卒業生

昨日、今日の2日間、大学のHuman Rights Centre が主催する
Alumni Conferenceに参加してきました。

これは、Human Rights Centreの25周年を記念する
イベントの一つとして企画されたもので、
国際人権の分野で活躍する約250人のAlumni(卒業生)が
世界各地から集まって来ていました。

ちなみに、この25年間の卒業生の数は約1200人(人権のLLMとMA)
とのことなので、実に、その5分の1が結集したことになります。

Conferenceの1日目は、米州人権裁判所およびアフリカ人権裁判所の
判事や、国連人権高等弁務官事務所の方などを招いたパネルトーク、
2日目は、分科会形式で、
「民主化と人権」、「紛争と人権」、「女性と人権」、
「開発と人権」、「社会権」、「人権訴訟」、「難民」、
「人権教育」、「ビジネスと人権」、「子どもの人権」、
「NGOと国内人権機関」といったセッションが用意されていました。

それぞれの分科会のパネリストはすべて卒業生というところが、
エセックスらしく、とても印象的でした。
(例えば、私が参加した「開発と人権」、「社会権」の分科会では、
国連特別報告者、UNDP、OHCHR、ILOの各職員、NGOスタッフ、
大学研究者の方がパネリストでした。)

実は、これまで、人権の各分野で活躍する卒業生の評判は
様々なところで耳にしつつ、今ひとつ、その実態が分かって
いなかったのですが、今回、偶然にも、このような「同窓会」に
参加できたことで、彼らが国際人権の業界に及ぼしている
影響力の大きさを身を以て知ることができました。

自分もそのAlumuniの一人として、エセックスの名に恥じない
活動をしなければいけないんだなーと決意を新たにできた2日間でした。

| 大学 | 21:48 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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成績

先日、大学から、

「中間成績判定会議の結果、修士論文を執筆することを認める。」

というメールが届きました。

あとは、修士論文を出しさえすれば、卒業させてもらえるようで、とりあえず一安心です。

ちなみに、試験・エッセイの成績を振り返ってみると…

Human Rights and Development (開発と人権)    71点
International Child Law (子どもの権利)        62点
International Criminal Law (国際刑法)        72点
Economic, Social and Cultural Rights (社会権)   68点
General Seminar (国際人権法全般)         66点
Rsearch Essay (リサーチエッセイ)          70点

という結果でした。

子連れゆえの圧倒的な勉強時間の少なさと、
英語のハンディを考えれば、我ながら、健闘した方では
ないかと思います。

Child Lawがもう少しよければ、修士論文の成績次第で、
LLM with Distinction(総合70以上)もあり得たのかと思うと、
悔やまれなくもないのですが、まぁ、PhDに行くわけでもないし、
今さら、CV(履歴書)を持って就職活動するわけでもないので、
これでよしとしたいと思います。

というか、散々だったGeneral Seminarの筆記試験で、
ちゃんと成績が付いてきたことだけでもかなり満足して
いるのですが(皆さんからもコメントをいただいたとおり、
やっぱり文章の長さは評価に関係ありませんでした。)。

| 大学 | 20:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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タイトル決定

本日、修士論文について、スーパーバイザーのPaul Hunt教授の了承を得て、
タイトルフォームを学部に提出しました。

結局、題名は、

"Human Rights Approaches to Prison Reform: Towards realising the right to health of prisoners"
(刑務所改革における人権アプローチ~受刑者の健康への権利の実現に向けて~)

ということで、メンタルヘルスだけでなく、HIV、結核等の感染症対策も含めた、
刑務所におけるRight to health(健康への権利)に関する問題を広く扱うことに
しました。

刑務所内における医療の問題自体はそれほど目新しいテーマではありませんが、
これについて、国際人権法の観点から論じている論文は数えるほどしか見当たりません。

また、近時、国際法の世界では、right to healthの関係で、
International assisntance and cooperation(国際支援・国際協力)のあり方
(たとえば、先進国が、途上国における医療・保健の充実について、国際法上、
いかなる義務を負うか)について、盛んに議論がされていますが、
分野ごと(たとえば、HIV、メンタルヘルス)、あるいはセクターごと(たとえば、
刑務所)についての詳細な分析はほとんどなされていないようです。

というわけで、あっちこっちから判例や論文を引っ張ってきて切り貼りするだけの
作業よりはきっと楽しいはずです。

さらに、法的な分析だけでなく、開発おける権利ベースのアプローチを参考にして、
刑務所改革を行うにあたって配慮すべき人権の視点についても言及できれば、
自分がこれまでやってきた「開発と人権」にもつなげられて、面白いかなと。

後日、行き詰まって、「なんでこんな厄介なテーマを選んだんだ」と後悔することが
目に見えていますが、そのときには、気付かれないように、こそっとテーマを変えて
しまえばいいだけなので(笑)、まずは、気楽に書き始めてみたいと思います。

と言いつつ、実は、タイトルとアウトラインの提出を終えたことでかなり満足していて、
とても、パソコンに向かって執筆を始める気分にはならないのですが…。

| 大学 | 20:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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修士論文のタイトル

6月13日までにDissertation(修士論文)のタイトルを決めて、指導教授にサインをもらわなければなりません。

さて、何について書きましょうかね。

手抜きをして、かつ、それなりにいい評価をもらおうとすれば、日本の人権問題にスポットを当てるのがベストだということは分かっています。
実際、多くのLLM生は自分の国のことを取り上げるようです。
私がリサーチエッセイで、小樽の人種差別(入浴拒否)訴訟を扱ったように。
たしかに、楽でしたし、予想どおり、教官には喜んでいただけました。

でも、イギリスに来てまで、わざわざ日本語の文献を漁るのはあまり楽しくありません。
こちらのジャーナルに投稿でもするのであれば、(日本のことを取り上げても、)それなりにやりがいがあるかもしれませんが、3か月弱の期間で、自分の書いたものがそのレベルまで達するとは到底思えません。

ということで、指導教官にどう受けるかは別にして、趣味に走りたいと思います。

ただ、せっかくなので、日本ではあまり議論されていないものが面白いかなと。
そして、どうせならば、これまでの自分の仕事の経験がある程度活かせて、かつ、今後の仕事のプラスにもなるものが理想的。


国際人権法の分野で、かねてから関心があるテーマといえば…

・開発と人権(発展の権利、ライツベーストアプローチ)
・(途上国の)貧困と人権
・人権条約上の国家の義務
・人権分野における法整備支援、刑事司法制度改革

あたり。

そして、最近のマイブームは…

・Right to health(健康への権利)
・メンタルヘルス(臨床心理&精神医学)
・受刑者の人権、刑務所改革

Right to healthは、国連の特別報告者でもあるPaul Hunt教授の授業で目から鱗が落ちたのがきっかけ。
メンタルヘルスは、弁護士として少年事件や家事事件を多く扱う中で、以前からきちんと勉強したいと思っていたもの。
そして、刑務所問題については、弁護士会の業務として、受刑者からの人権救済申立ての処理に5年ほど関わっていた経験があり、2年間には、ヒューマンライツナウの調査でカンボジアの刑務所を訪れ、その劣悪な環境に衝撃を受けました。

というわけで、以上のすべてをくっつけると…

「刑務所施設における受刑者の健康への権利(特にメンタルヘルス)と、それに関する国際人権法上の国家の義務」

というのができあがりました。

なかなか(個人的には)面白そうですが、果たして20,000ワードが無理なく埋まるのかということと、Right to healthの専門家を指導教官にして、2か月ちょっとでまとめた素人のへなちょこ論文を出すのはあまりに無謀(恥さらし?)ではないかというのが目下の心配事。

とりあえず、もう少し冷静に考えてみることにしたいと思います。

| 大学 | 10:57 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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試験終了

 ようやくジェネラルセミナーの試験が終わりました。

 試験は、事例問題1問、エッセイ問題2問を3時間で解答せよというもの。
 
 事例問題は、出るだろうと十分に予想しながら、できれば出てほしくないと思っていた、Enforced Disappearance(強制失踪)、Secret Detention (秘密収容)、緊急事態(テロ対策)がテーマ。
 
 この分野に関するヨーロッパ人権裁判所と米州人権裁判所の判例はそれなりに整理して試験に臨んだのですが、設問で問われていたのは、「自由権規約と拷問禁止条約に照らしてどうか」というもの。しばし固まってしまいました。

 エッセイ問題は、複数の設問から自由に2つを選べるのですが、ヤマはすべて外れ、なんとなく書けそうな、Right to health(健康への権利)と差別の禁止に関する問題をとりあえず解答。じっくりと考えれば、色々なことが書けるはずなのですが、当然、そんな余裕はありません。

 というわけで、どちらも、スカスカの答案になってしまいました。

 それにしても、Take-homeのエッセイと違って、このような試験のスタイルだとネイティブとの英語力の差が如実に現れますね。クラスメートの多くは、私の2倍近くの分量を書いていました。
 
 量より質とは言われますが、量が少ない上に、中身は子どもの作文のような私の答案はどのように評価されるのでしょう。かなり不安です。

| 大学 | 21:05 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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図書館

 大学全体が試験期間中ということで、最近、図書館がとてもにぎわっています。

 私が学部生のころの試験勉強といえば(すでに10年以上前のことですが)、友人からコピーさせてもらったノートを試験前日にベットに寝転がって読んで「はい。終了~」って感じでしたが、こちらの学生は、ちゃんと基本書を開きながら、自分でとったノートを読んで勉強している人が多いようです。

 感心。感心。(って、当たり前か。)。

 というわけで、私も、若い彼ら・彼女らと一緒に図書館にこもって、慣れない試験勉強をしているわけですが、どうも、集中力が続きません。

 その最大の原因はといえば…

 携帯電話。

 数分おきに誰かの携帯が図書館中に鳴り響きます。

 彼らには、バイブに設定したり、音量を下げるといった発想がまったくないようで、大音量の着メロがひっきりなしに流れています。
 しかも、その曲目は、海外ではおなじみのNokiaの着信音からインドの民族音楽まで、実に多様。

 個人主義の現れなのか、それとも、単に、学生の質が低いだけなのか…。

| 大学 | 21:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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リサーチエッセイ返却

 3月に提出したリサーチエッセイが返ってきました。

 その後、Take-home examで2つのエッセイを書いたので、すでにリサーチエッセイのことは記憶から消え去っていましたが、そういえば、私人による人種差別と国家の義務みたいなテーマで、日本の小樽入浴拒否訴訟を国際法の視点から強引に分析して論じたような記憶があります。

 で、評価は70点。

 採点をした指導教官にとっては、日本の事例はきっと物珍しかったのでしょう。
 とりあえず、Distinctionなので、満足。

 ただ、悲しいことにコメントシートいっぱいに書き込まれた文章がまったく解読できません。英語だということはかろうじて分かるのですが…。

| 大学 | 20:50 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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試験勉強

 随分と更新をご無沙汰していました。
 
 なんとか、合計1万1000ワードのエッセイの提出を終え、無事に夏学期を迎えることができました。

 で、今学期のメインイベントといえば…

   ジェネラルセミナーの試験!

 5月16日に3時間15分かけて行われます。

 試験範囲は、国際人権法すべて。
 会場に持ち込めるのは、条約集と人権諸機関のジェネラルコメントのみ。

 というわけで、山のようにあるヨーロッパ人権裁判所や自由権規約委員会などの判例を1か月足らずで暗記しなければなりません。

 もちろん、重要なケースについては授業の予習の中で目を通しているはずなのですが、あまりに数が多すぎて、既にほとんどが忘却の彼方状態。

 しかも、最新の判例をベースにした問題が出ることが多いのであれば、ある程度ヤマもはれるのですが、過去問をみる限り、必ずしもそうでもないようです。

 と、途方に暮れつつ、実は、頭の中は、すでに試験後の旅行の計画のことでいっぱい。
 
 とりあえずは、部屋中に散乱した資料の中から、試験勉強に必要なモノを発掘する作業から始めることにしたいと思います。

| 大学 | 21:59 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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積雪


今日は朝から季節はずれの雪が降り続いています。

イギリスの冬は寒いと思われがちですが、コルチェスターで雪らしい雪が降ったのは今回が初めて。

フラットの窓から外を見ると、うっすらと積もっています。




札幌では見飽きていた「辺り一面雪景色」が懐かしくなり、午後にキャンパスまでお出かけ。




台湾からの留学生が雪だるまを作っていました。
雪を見るのは生まれて初めてとのこと。

中東やアフリカから来た学生も、あちらこちらで記念撮影を楽しんでいました。

これまでテレビや映像でしか見たことがなかった雪に、大人になってから初めて触れるというのは、すごいことですよね。きっと、多いに感動したことでしょう。べちゃべちゃのシャーベット雪でしたが(笑)。

| 大学 | 21:01 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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イギリスで散髪

エッセイが一段落ついたので、近くの床屋さんに髪を切りに行きました。

こちらで散髪するのはすでに3回目なので、慣れたものです。

余計なことは言わずに、

Scissor cut, trim a bid and cut around the ear, please.
(ハサミで少しだけ切ってください。耳にかぶらない程度にね。)

でOK。

わざわざ、「ハサミで」と言うのは、こちらでは、バリカン(「マシーン」)でカットするのが一般的だから。さすがに、バリカンでスポーツ刈りにされたら悲しいので、ハサミカットをお願いしています。

で、今日の私の担当は、とっても若い、いかにも新人さんって感じの女性。

慣れない日本人の髪と格闘しながら、一生懸命、切ってくれています。

と、突然、手の動きが止まったと思ったら、

Mum! Could you help me! I can't!!!
(お母さ~ん。手伝ってぇ~。私にはできない~。)

と泣きそうに叫び出してしまいました。

「へ?お母さん?」

と思ったら、奥から、いかにもベテランそうな、店長っぽい女性が登場。

どうやら、ほんとうに新人さんのお母さんのようです。

その後はというと…

「あら。よくできているじゃない。」
「でも、ちょっと、左右のバランスが悪いわね~。」
「こちらは切り過ぎじゃなぁい?」
「ほら。こういう風にやればうまくいくのよ。」
「さぁ、あなたもやってみる?」
「ううん。もういい。お母さん。やって。」
「しょうがないわねぇ。じゃあ、そこで見てなさい。」

というわけで、お母さんが、実験台となった私の頭の後処理をしてくれました。

おかげで、ずいぶん短くなったので、当分、散髪には行かなくてよさそうです(笑)。

| 日常 | 20:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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リサーチエッセイ完成

リサーチエッセイ(8,000ワード)がようやく完成しました。

これで、なんとか無事に春休みを迎えることができそうです。

そう、こちらでは、春学期も今週でおしまいで、3月21日から1か月間、イースターホリデーで大学は休みに入ります。

もちろん、ただで遊ばしてくれるわけではなく、冬休みと同様、合計1万ワードの課題が待っています。

休みの後半、日本に一時帰国する予定なので、前半にさっさと仕上げなければなりません。

ということは、リサーチエッセイから解放された喜びに浸る間もないまま、再びパソコンに向かう日々が始まるわけですね…。

| 大学 | 23:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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試験の結果

秋学期のExamが戻ってきました。

Human Rights and Development   71点
International Child Law   62点

こちらでは、30点から80点の間で点数がつけられ、

70点以上はDistinction
60-70点がMerit Pass
50-60点がBare Pass
50%以下がFail

と呼ばれています。

日本の優・良・可・不可みたいなものですね。

ただ、イギリスでのDistinctionは日本の「優」に比べてはるかに名誉なことらしく、これを年間を通してそろえると、世界中どこの博士課程にも進学できるのだとか。

とりあえず、英語に不自由しない人たちばかりの中で、それなりの点数がとれて一安心です(「しゃべれないけど書ける」という日本人のメンツは保ちました。)。

ちなみに、Child Lawでは、事例問題で、「もっとリーガルな分析を」との講評が…。

日本の司法試験って、あてはめ重視だったし、イギリスは判例法の国だから理屈はそんなにいらないだろうと(勝手に)解釈して、あえて事実の分析に重点を置いたのですが、求められているものは違ったようです。

難しいですね~。

| 大学 | 21:41 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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ナーサリー

うちの長男(1歳6か月)は、週に3日、大学付属のナーサリー(保育所)にお世話になっています。

今日は、正午から午後4時半まで預かってもらう日。

正午から授業だった私が長男をナーサリーの部屋まで送り届け、保育士さんに、

「よろしく~」

と言って立ち去ろうとしたところ…

「ちょっと待って!」

と呼び止められました。

「今、人手が足りないから、12時まで子どもたちの面倒を見ていただけない?」

「へ?」

どういうことかと思って時計を見たら、まだ11時40分。
12時からのセッションの担当の保育士さんがまだ来ていないようです。
一人の保育士が担当できる子どもの数が決まっているらしく、「とりあえず、その辺で遊ばしといて下さればいいですから。」というわけにはいかない模様。

ということで、急遽、保育士さんに扮することになりました。

子どもたちは、ちょうどナーサリーの庭で遊んでいる時間だったのですが、そこにいたのは、総勢10人の「1歳児」。
まだ、誰かと一緒に遊ぶということができない年齢なので、それぞれが三輪車や自動車に乗ったり、ボールを追いかけたりと、点でばらばらの行動をとります。

あっちで三輪車から転落して泣き出したと思ったら、こっちでは自動車同士の衝突事故。後ろではボールの奪い合いで喧嘩が発生。ふと横を見ると、地面に落ちいてた葉っぱをまさに食べようとしている子が…。

ほとんどカオス状態です。

最近、ようやく歩けるようになったうちの長男はといえば、なぜパパがいるのか不思議な顔をしながらも、ほかの怪獣ちゃんたちに混ざって楽しそうに三輪車を飛ばしていました。

で、12時になり、ランチタイム。

部屋に入るとすでにテーブルにお昼ごはんがセッティングされていました。
庭から戻った子どもたちは、さっそくそれぞれの椅子に座って、「いただきまーす」。

あれ?手、洗わないの? さっき、ハイハイで地面を這いずり回ってる子がいたけど…。


というわけで、思いがけず、初めての授業参観を体験することができました。

| 日常 | 21:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ワークショップ

今日の午後は、ヒューマンライツセンター主催のワークショップの日でした。

ワークショップというのは、レクチャーとロールプレーを通して、国際人権に関する様々な分野における実践的なスキルを身につけることを目的とするもので、外部から実務家が講師として招かれて行われます(講師の多くはエセックスの卒業生)。

テーマは、条約締結交渉や、難民保護、ヨーロッパ人権裁判所での審理手続きなど様々で、その中から1つないし2つを選んで参加することができます。

今回、私が参加したのは、Rights-based Approach to Development (RBA: 人権に基づく開発へのアプローチ)というテーマのセッションで、まさに私の留学の目的である「開発と人権」にぴったり当てはまるものでした。

ちなみに、RBAとは、人権の視点を開発援助に取り組もうとするアプローチのことで、近時、国連や開発NGOの間で、貧困撲滅に効果的な手法として注目を集めているものです。

ファシリテーターは、Corinne Lennoxという女性で、UNDP(国連開発計画)やOHCHR(国連人権高等弁務官事務所),SIDA(スェーデン開発庁)などのスタッフに対してRBAの研修を行っている専門家らしく、今回のワークショップも、そのトレーニングツールの一部を使ったもののようでした。

前半の1時間半はRBAに関するレクチャーで、後半の2時間半は、ホンジュラスの事例(先住民族が居住する地域での立ち退き)を用いたロールプレイという構成で、ロールプレーは、UNDP、UNICEF、Swiss Agency for Development(スイス開発庁)、ActionAid(国際NGO)の4つのグループに分かれて、それぞれ、RBAをもとに開発援助プログラムを立案するという内容。

私が所属したActionAidは、ネパール人、インドネシア人、グルジア人、ルワンダ人そして日本人という国際的なチームでした(今回のワークショップは、MA in Theory and Practice of Human Rightsの学生と一緒なので、LLMにはいないネパールやインドネシア出身者がいるのです。)。

私にとっては、テーマも身近で、何より、愛すべきアジア、アフリカの人たちと一緒ということで、とっても居心地のいい2時間半でした。

さすがに、今回は、みんなの言ってることがすべて分かるし、言いたいこともちゃんと言えたわけですが、それ以上に、お互いの話に耳を傾け、建設的かつスムーズな議論ができたことに感動を覚えました。

イギリス人&ヨーロッパ出身者に囲まれて、わけのわからない英語が飛び交い、議論がとんちんかんな方向に行っているのに誰も気にせず、挙げ句の果てには言い争いになってしまうLLMのロールプレーとは大違いです(いつもながら、人の話を全く聞こうとはせず、とにかく自分の言いたいことだけをひたすら捲し立てるのには、心底、参ってしまいます。)。

こういう授業やセミナーばかりだったら幸せなのですが、現実はそんなに甘くありません。来週の火曜日には、再び悪夢のロールプレーがやってきます。しかも、テーマは…

  Counter-Terrorism(テロとの戦い)。

あぁ、想像しただけでも恐ろしい…。

| 大学 | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Royal Mail

Amazon UKで買った本が届きません。

トラッキングすると、2月11日発送済み、12日到着予定となっています。
本日は、19日。

というわけで、今度は、Royal Mail(イギリスの郵便局)でトラブル発生です。

たしかに、イギリス滞在者向けのウェブサイトを見ると、Royal Mailは、「到着する確率が低い」とは書かれているのですが、一応、イギリスは先進国なのだし(?)、いつも、真面目そうな郵便屋さんが配達に来てくれているので、そうそう郵便事故なんて起こらないだろうと勝手に信じていました。

さて、私の60ポンド(約1,3000円)もした本はどこに行ったのでしょう?

諦めるのも悲しいので、とりあえず、アマゾンにメールしてみました。

これまで、BT(電話会社)やパーセルフォースに対して、「工事の業者が来ない」だとか、「荷物が届かない」といった苦情を何度となくメールで出しましたが、「ただ今、大変込み合っていますので、可能な限り早急に返信します。申し訳ありません。」という自動返信メールを最後に、実際に、返事が来たことは一度もありませんでした(対応できないのなら、ホームページに「問い合わせ先」なんか載せないでと言いたくなりますが。)。

なので、アマゾンの対応もあまり期待していなかったのですが…

すぐに返事がきました!

新しい本を再送するか、代金の払い戻しに応じてくれるとのこと。

当然といえば当然の対応なのですが、イギリスで、こんなにスムーズに話が進むのは初めてのことだったので、メールをもらえただけで思わず感動してしましました。

あとは、無事に新しい本が届くのを待つだけです。

何となく、2冊同時に届けられるような気がしないでもないですが…。

| 日常 | 22:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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社会権

金曜日は、Economic, Social and Cultural Rights(経済的、社会的及び文化的権利)の授業の日です。

今日は、アムネスティインターナショナルで社会権の専門家として活躍するDuncan Wilson氏による特別講義で、テーマは、Right to Education(教育を受ける権利)でした。

チェコにおいて、少数民族であるロマの多くの子どもが、知的障がい者の子どものための「特別学校」に入れられていることに関する問題(ヨーロッパ人権裁判所の判決 D.H. and others v Czech Republic)や、トルコで、イスラム教徒の学生が大学内でスカーフを着用することを認める方向で憲法改正が進められていることについての是非、さらには、紛争下にあったコンゴで、武装グループから解放された元少年兵の子どもに対する無償の義務教育に関する問題などと、バラエティに富んだ内容で、とても刺激的な2時間でした。

それにしても、社会権の授業では、毎回、日本の憲法上の議論とのあまりのギャップの大きさに驚かされています。

日本では、社会権は、抽象的権利+広範な裁量であっさりと片付けられてしまいますが、国際人権法の世界では、国家が負う義務の内容を緻密に分析し、どのような場合に義務違反が生じるかを詳細に検討するアプローチが一般化(常識化)しています。

最高裁の判例はともかくとして、どうして日本の学説までもが、こんなに国際的なスタンダードから離れているのか不思議でなりません(もしかしたら、最近の学説の傾向は変っているのかもしれませんが。)。

| 大学 | 23:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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パーセルフォース

日本から、EMS(国際スピード郵便)を使って手紙や荷物を送ってもらうことがよくあります。

このEMSはエアメールに比べて料金はかなり高いのですが、日本から、2,3日でイギリスまで届きますし、ホームページ上で追跡もできるので、大変便利です。

ところが、このEMSは、イギリス国内に到着したとたん、「とにかく無事で到着することを祈るしかない」郵便物に一変します。
それは、イギリスでの配送業務を引き継ぐのが、悪名高いパーセルフォース(Parcelforce)という業者だから。

このパーセルフォースのあまりにひどい対応は、イギリス人でさえ(?)飽きれるほどで、イギリスの郵便システム全体に対する信頼を損ねる大きな要因にもなっているようです。

どのようにひどいかというと…

まず、不在の場合に、再配達をしてくれません。
無条件に、最寄りの郵便局(といっても、私のフラットから徒歩で30分近くかかります)に届けられ、そこで、パーセルフォースの手を離れます。では、その郵便局が再配達をしてくれるかというと、もちろん、そんな親切なことはしてくれません。
なので、わざわざ、その郵便局まで自分で引き取りに行くことになります。

それだけなら、「日本とは違って不親切なのね~。」で済む話ですが、困ったことに、パーセルフォースは、郵便局に持っていくにあたって、ポストに不在票を入れてくれないことがあるのです。郵便局からも、「荷物を預かっています。」という連絡も来ません。

ということは、もし、不在にしていると、私宛に郵便が届けられたことを永遠に知らないまま終わってしまう可能性があるわけです(最終的には、郵便局の保管期限が切れて、処分されてしまう運命に。)。

なので、通常は、一定期間が経過しても届かない場合には、パーセルフォースのホームページでトラッキング(追跡調査)をすることになります。そうすると、受領者として「○○Post Office」と表示されていることが多いので、それで、郵便局に届けられたことが分かるわけです(ちなみに、受領者欄に全然知らない個人名が書かれていることもありました。初めてこれを見たときは、よそのうちに間違って届けられたと思って諦めそうになりましたが、念のため、郵便局に行ってみたところ、しっかり保管されていました。その個人名は、郵便局のおじさんの名前だったのですね…。)。

パーセルフォースの質の悪さは、これからです。

不在のときに郵便局に届けてくれるのはいいのですが、不在でないときにも、ご丁寧に郵便局までお届けしてくれるのです。

一日家にいた日でも、トラッキングすると、「不在のために持ち帰り」と平気で書かれています。呼び鈴さえ押してくれません。

こういう不可解なことが2回続き、もしやと思ってインターネットで検索したところ、同じような事例が次々とヒットしました。
「受取人の家まで届けたかのように装って、実は郵便局に直行」ということが意図的・組織的に行われているのですかね…。

とりあえず、これまで、最終的に郵便事故にまで発展したことがないのが唯一の救いですかね(最後は、どうにかなるというのが、イギリスらしいところですが。)。

| 日常 | 23:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジェネラルセミナー

毎週月曜日は、国際人権法のジェネラルセミナーの日です。

今日のテーマは、Prohibition of Torture and Cruel, Inhuman or Degrading Treatment or Punishment(拷問および残虐な、非人道的もしくは品位を傷つける取扱いまたは処罰を受けない権利)。

講師は、過去に、拷問に関する国連特別報告者を務めていたことがあるNigel Rodley教授です。

ヨーロッパ人権裁判所や欧州人権裁判所などで取り上げられる拷問に関するケースは、警察や治安部隊らによる被拘禁者に対する暴力という形で現れるものが多く、特に、テロリストの疑いがある者やその関係者に対する取調べの中でなされたというものが目立ちます。

判例を読んでいて登場するのは、

「電気ショックを加え、つり下げ、水の中に沈められる」
「裸で行進させられ、タイヤでぐるぐる回されている間に高水圧の水をかけられる」
「裸にされ、腕を後ろ手に縛られ、その腕で吊られる」
「軍の要員によって強姦される」

といった残虐なものばかり。

日本でも、しばしば、警察による自白の強要が問題とされ、取調べ過程の可視化が強く求められていますが、世界各地で行われている拷問その他の不法な取扱いは、さすがに想像の域を超えています。

ちなみに、先週のジェネラルセミナーのテーマは、Arbitrary Detention and Enforced Disappearances(恣意的拘禁および強制的失踪)、先々週は、The Right to Life and Unlawful killings(生命に対する権利および非合法的殺害)と、日本人にとってはイメージしづらい内容が続いているのですが、このあたりがジェネラルセミナーの佳境(山場)でもあるようです。

クラスの多数を占める途上国出身のクラスメートにとっては、「(国家による組織的な)拷問、強制失踪、殺害」などは、もっとも身近な問題の1つのようで、彼女ら・彼らの授業中の質問を聞いていても(いまだに、あまり聞き取れないのですが。)、熱の入り方が私とは違います。

また、先進国出身の多くのクラスメートも、弁護士あるいはNGOとして、ヨーロッパ人権裁判所や米州人権裁判所、あるいは国連拷問禁止委員会への個人通報の手続きなどで実際に被害者の代理人として活躍できる機会があるとあって、みんな、とても興味を持っています。

そういう機会がない日本人の私にとっては…当面、苦手意識を克服するのは難しそうです。

| 大学 | 23:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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異文化理解?

今日は、妻が大学の英語クラスで仲良くしている台湾人の家族寮でランチパーティを楽しみました。

集まったのは、台湾、韓国、日本出身のいずれも家族連れ留学組です。

夫はみな修士課程に在学中で、年齢も近く、かつ、幼い子連れということで、おのずと話もはずみます。

それに、それぞれが持ち寄った(ごちそうになった)料理は、醤油ベースのヌードルに、煮卵、チヂミ、それに饅頭と、懐かしい味ばかり。ナイフとフォークではなくて、ともに箸を使う食文化だというだけでとっても落ち着きました。

日本にいたころは、まわりに中国、台湾、韓国の人たちがたくさんいて、そのようなことは考えたこともなかったのに不思議なものです。

日頃、欧米出身のクラスメートばかりに囲まれていて、知らないうちにストレスが貯まっていたのでしょうかね。

だって、彼ら・彼女らって、昼食は、板チョコ3枚+ポテトチップスとか、巨大なタッパーいっぱいに詰まった茹でニンジンと茹でミニキャベツだけだったりするので…。

授業中にひたすらミニキャベツを食べ続けているのを初めて見たときには、かなり衝撃を受けました。しかも、みんなでキャベツとニンジンを交換し合いっこしたりしているし…。

あっ。もちろん、彼ら・彼女らを偏見の目で見ているわけではありません。ちゃんと、昼ご飯にサンドイッチやハンバーガー、巨大なフィッシュアンドチップスを食べている人もたくさんいます(笑)。

| 日常 | 22:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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新聞ネタ

 新聞を見ていたら、久しぶりに日本の記事が目にとまりました(Independent)。

  Japan steps up executions(日本、死刑執行を加速化)

 2月1日に、確定死刑囚3人の死刑が執行されたニュースです。

 曰く、「揺るぎない死刑存置論者である鳩山法務大臣によると、今回の絞首は、死刑執行のペースを加速化する試みの一環として行われたものである。」とのこと。

 イギリスでは、1965年に死刑の執行が停止され、1969年には完全に廃止されるに至っています(ついでに、EU諸国で死刑を存置している国はありません。)。

 先日は、日本の捕鯨問題が大きく取り上げられたばかり。
 
 日本の捕鯨船に乗り込んだイギリス人のインタビュー記事(武勇伝?)が、船上でロープでぐるぐる巻きにされている写真とともに大きく掲載されていました(Guardian)。

 悲しいかな、きっと、これらの記事を読んだイギリス人は、日本はなんて野蛮な国だろうと思ったことでしょう。

| 日常 | 21:17 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

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表現の自由 vs 宗教 (続き)

 昨日、宗教批判と表現の自由について触れたばかりですが、今日、こんな記事を目にしました。

  アフガニスタンで、イスラム教を侮辱した新聞記者に死刑判決

 イスラム社会における女性の役割に関する記事をインターネットでダウンロードして配布したことがイスラム法上の罪にあたるとされたとのこと。

 おまけに、この判決を批判した者はすべて逮捕されるという警告まで出されている模様。

   Afghan 'blasphemy' death sentence (BBC NEWS)
   イスラムを侮辱 地元紙記者に死刑判決 アフガニスタン (asahi.com)

 ちなみに、昨日紹介した国連人権理事会の決議は、イスラム諸国を代表するOIC(Organization of the Islamic Conference/イスラム諸国会議機構)によって提案されたものです。

| 日常 | 20:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ロールプレー6

今年最初のロールプレーがありました。

今回のテーマは、宗教批判と表現の自由。

2007年3月に国連人権理事会で採択された決議“Combating defamation of religions”(宗教に対する誹謗との戦い)について、賛成派と反対派に分かれてディベートをするというものです。

この決議によれば、表現の自由といえども絶対無制約なものではなく、他の者の名誉、国家の安全、公共秩序、健康、道徳、「宗教および信仰に対する尊重」を理由に制限を受けるとされています。

個人の信教の自由との衝突ではなく、「宗教」そのものに対する批判を規制するという点がこの決議のポイント。

日本でまじめに(?)憲法の勉強をした私にとっては、このような表現の内容規制は「明白かつ現在の危険」がない限り許されないものと信じて疑っていませんでした。

ところが、国際的な人権スタンダードは少し考え方が違うようで、ヘイトスピーチと並んで、宗教批判も規制の対象になるという見解が有力とのこと。
日本の憲法学が拠って立つアメリカの違憲審査基準(「明白かつ…」)はfar from international standardだそうな。

実際、ロールプレーの後のディスカッションでも、クラスメートの多くが、宗教自体が表現の自由を規制する根拠となるという立場に賛成のようでした。

中には、ディベートで、どうしても自分の信念と違うので表現の自由を擁護するプレゼンはできないと言い出す者まで登場。「あんたねぇ。これは単なるロールプレーなんだから…。」と突っ込みたくなりましたが、信仰心の強い彼にとっては大変なことだったようです(これこそ信教・良心の自由の問題ですね)。

個人的には、どうしても、「表現の自由」と「宗教そのもの」を天秤にかけること自体に強い違和感を覚えますが、自分の人権感覚と国際的な人権水準のギャップを感じることができたという意味では貴重な経験になりました。

といっても、みんなの白熱した議論を黙って聞いていただけですが。
(猛スピードでまくしたてるネイティブ同士の議論に割って入るなんて不可能です。ただでさえ、宗教のことがまったく分からないのに。涙)

| 大学 | 21:44 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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クラスメート

昨年10月に提出した"Life before Essex"がようやく冊子になって配布されました。

これは、各人が、名前・国籍・言語・生年月日・学歴・メルアド・人権分野での経験(300ワード以内)をA4のフォームに記したもので、要するに、「個人情報」満載の名簿ですね。

お互いのことをよく知ること+教授が学生のバックグランドを把握することが目的で作成されたものですが、ここはイギリス。配布までにしっかり3か月待たされました。

さて、今更ですが、あらためてクラスメート(LLM)の「個人情報」を少し分析してみると…

総人数 55人 (女性 40人 男性15人) 
最高齢   47歳
最年少   22歳
平均年齢 約27歳

職歴
NGO   28人
弁護士   6人
国際機関  2人
政府機関  3人
職歴なし 12人
(インターン経験のみ)
不明  4人

といった感じでした。

クラスの半数以上がNGO出身者で、それぞれの国を代表する人権NGOで数年働いた後に、専門的な知識を身につけるために留学してきている人が多いようです。

ちなみに、弁護士は、私以外は、なぜかイギリスのソリシターがほとんど。

ただ、国によっては、法学部出身者=Lawyerと呼ばれるところも少なからずあるようで、実際は、もっと多くのクラスメートが「ローヤー」を名乗っています。

先日の国際刑法の授業で、教授から、「ローヤーの人、手を挙げて~。」と聞かれると、クラスの半数近くが挙手、次に、「その中で、Qualified Lawyer (有資格者)の人は?」と聞かれると、そのほとんどが手を下ろしていました。

どうりで、Lawyerと言っていたクラスメートと実務的な話をしてもいまいち噛み合わなかったわけですね。ちょっと納得。


それにしても、もう少し早くこの名簿を配ってくれていれば、もっと楽にみんなと打ち解けられたのですがね…。

| 大学 | 21:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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エッセイ提出

本日、ようやくすべてのエッセイの提出を終えました。
結局、A4で50枚ほどになりました。
卒論じゃないんだから、まったく…。

ちなみに、卒業までに、これと同じ分量のエッセイをあと2回書かなければいけません。
(リサーチエッセイと後期の履修科目の課題)
そして、最後にはその2倍の修論が待っています。

トータルで、約250枚ですね…。
いくら、その分、筆記試験がないとはいえ、気が遠くなりそうです。

要するに、エッセイを書く過程で、自分で勉強しなさいってことですかね。

個人的には、試験に向けて無駄な暗記をするより、じっくりリサーチする方が
好きなので(というか、もう試験はいいです)、ありがたい話なんですが。

| 大学 | 17:09 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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初日

 今日は、春学期第1回目のジェネラルセミナーでした。

 1か月ぶりにクラスメートと再会するわけで、さぞかし賑やかなのだろうと期待(警戒?)しながら教室に入って行くと…

 しーん。

 授業開始の5分前なのに5人しかいません。

 午後2時を過ぎて授業が始まっても、集まったのは20人ほど。
 ジェネラルセミナーは全員必修の科目で、普段は50人全員が出席しているのですが…。

 どうやら、皆さん、今日締め切りのエッセイと格闘中のようです。
 あるいは、選択科目によっては明後日に試験があるらしく、その準備に追われているみたいです。

 ということで、今日の授業に出席していたのは、あっさりエッセイを書き上げて暇なネイティブのクラスメートと、普段から計画的に勉強している真面目なクラスメート、そして、エッセイや試験の準備が終わっていないのに、とりあえず授業は出るものだと思い込んでいる、ある意味、真面目な日本人だけでした。

 新年早々、ちょっとしたカルチャーギャップを覚えました。

| 大学 | 20:24 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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明日から春学期

 1か月あった冬休みも今日で終わり、明日から授業が始まります。

 この休み中は、12月はクリスマスの雰囲気を味わいにあちらこちらに出かけ、1月に入ってからは、年越しの気分にひたる余裕もなく、ひたすらエッセイに追われる毎日でした。さすがに、2週間で10,000ワードを書くのは大変で、もう少し計画的に準備すべきでした(実は、1月18日提出のものがまだ終わっていないのですが…。)。

今年も、ぼちぼちブログを更新しますので、よろしくお付き合いください。

| 日常 | 20:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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セール

 世間では、今日からセールのお店が多いようです。
 午後にふらっとコルチェスターのハイストリート(中心街)に散歩に出かけましたが、通りは、大きな買い物袋を両手に抱えた人々で埋め尽くされていました。

 BBCのニュースによると、各地のデパートや大手のスーパーでは、セールを目当てに午前3時ころから行列ができていたそうです。

 日本で、1月2日ないし3日に、福袋を求めて朝早くから並ぶのと同じですね。

 というわけで、こちらでは、今日でお正月の3日間が終わった気分です。
 (日本は、師走で大忙しの時期なんでしょうが…。)

| 日常 | 20:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ボクシング・デー

 12月26日は、ボクシングデーで公休日です。

 元来は、キリスト教会の最初の殉教者スティーブンを祝う日だったとか。
 
 今日は、新年セールの開始日でもあり、昨日から、テレビでは家具屋さんのセールのCMが流れ続けています。

 我が家はといえば、セールには行かずになぜかColchester Zooへ(今年3回目です…)。
 自宅から車で20分ほどのところにあるのですが、イギリス各地からお客さんが訪れる大きな動物園です。
 
 こんな日に動物園に来る人はめずらしく、園内はガラガラ。おまけに多くの動物も「お休み」で、子どもに人気の象やキリンの姿は見ることができませんでした。

 幼いころ、1月2日に遊園地に行って、ガラガラだった記憶がよみがえってきました。

| 日常 | 20:30 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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クリスマス

 今日はクリスマス。

 昨日まで賑わいを見せていた街頭は嘘のように静まりかえっています。

 どうやら、こちらの人々は、午前中に教会のミサに行き、午後は家族そろってクリスマスディナー(昼食会)を楽しんでいるようです。クリスマスカードを見たり、プレゼントの交換をしながら。

 昨日の夜にクリスマスパーティを楽しんだ我が家は何もすることがありません。出かけようにも、街中のお店が閉まっています。年中無休・24時間営業のスーパーも全てお休みです。

 午後3時からは、エリザベス女王のクリスマス・スピーチが放送されていました。1932年に始まったと言われる伝統的あるスピーチですが、今年は、若者向けにということで、YouTubeでも放送されたようです。

 こうしてみると、こちらのクリスマスは、日本のお正月とそっくりです。
 初詣に行って、家族でおせち料理を食べて、年賀状を見て、お年玉をもらって(あげて)、一般参賀で天皇の「お言葉」を聞いて…。

| 日常 | 20:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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